August, 2006

今年のザルツブルグ音楽祭は、モーツアルト生誕250年を祝って、彼のオペラが全曲上演されるなど、モーツアルト一色です。ウイーンフィルのチケットが入手できたので、ザルツブルグ音楽祭にいってきました。(石川)

 ミラベル宮殿大理石ホールでのコンサートで、ベートーヴェンの弦楽四重奏を満喫したところです。今年のザルツブルグは猛暑で、冷房設備のほとんどないホールでは、窓を開け放して、庭の木々のざわめきや街の喧騒がかすかに聞こえてくる中でのコンサートでした。モーツアルトもその昔、このような状況で演奏していたのかと感慨ひとしおでした。

 コンサート会場の祝祭大劇場です。バレンボイムの弾き振りでモーツアルトを楽しみます。開場時間が近ずくと着飾った人たちが集まってきて、華やいだ雰囲気になります。ヨーロッパの夏は日が暮れるのが遅く、夜9時ごろまで明るいのには驚きました。開演時間も夜9時でした。

  ウイーンの王宮公園にあるモーツアルト像です。左端の赤い花は、ベゴニアがト音記号の形に植えられていました。

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